私たちのコミュニケーションツールである言葉は、相手に想いを伝えるのに欠かせません。そして、作品や商品の素晴らしさを多くの人と共有するには、文字の力を借りて発信しています。

想いを伝える方法

SNSやメールで思った事を伝えるようになってから、頭の中で考えている事を100%文字で伝えようとした時、いったいどれくらいの量が必要でしょうか。私たちが日常的によく目にするパソコンやスマートフォンの文字では、1から10を説明した文章でも相手に想いを完璧に伝えられません。動きや変化が見られない書体には息吹がなく感情が込められないため、絵文字やスタンプを活用して見ただけでわかるように工夫するようになりました。
しかしそれは、文字が持つコミュニケーション力を上手く使えているとは言えません。

心が通じ合う書道

文字は単に言葉を書き表す「記号」という役割ではなく、伝えたいという想い、自分の心を相手に伝えるための仲立てとして文字があると考えています。文字は相手に意志を伝えるために必要なツールですが、一つひとつの文字そのものが言葉であって、見ただけで文字が想いを語ってくれます。
この「見ただけで想いがわかる」という事こそが、書道の純粋な芸術的コミュニケーションなのです。

書は生きている

書や絵画、新聞、ラベルの表題として書かれる題字は、見る人に印象づけるものですが、作品や記事、商品の内容と相殺してしまっては意味を成しません。全体的な構造に関係しているものですから、その文字を見た人の感動を呼び起こし、伝えるという価値を題字制作する人が理解しなければ表現出来ないものです。
筆が初めて紙に触れる瞬間から離れるまでの書くという動作、紙の表面に浮かび上がる時間の流れは、音楽や絵画の要素を持っていて、目でなぞると生きている事に気がつきます。それは書道家が文字に芸術的意志を託し、生命を与えたものだからこそ、相手に語りかけ問いかけてくるのです。

題字制作はアート書家だから可能とする書です。商品に込めたい想いをラベルに表現しませんか?
当社は書道家 井上理白による、観る人に語りかけ心に響く作品をご提供しています。企業向けパッケージ・ラベル題字制作、壁画制作を手がけています。